発刊日2022年12月1日
定価1,210円(税込)
月刊生産財マーケティング 2022年 12月号
特集 ~Special Feature
工具業界の次の一手持続的な発展を目指して
日本機械工具工業会の統計によると、超硬工具・ダイヤモンド工具の2021年度生産高は前年度比22.4%増の3949億3300万円で、特殊鋼工具も同17.7%増の761億3200万円といずれも新型コロナウイルス禍の低迷からは回復傾向にある。自動車業界は欧州を中心に電動化が進む他、コロナ禍で大打撃を受けた航空業界も立ち直りの動きを見せており、新たな加工法の開発や難削材料の高効率加工のニーズは高まる。工具の性能の向上だけでなく、環境配慮やコスト高騰などの課題にも対応が求められ、工具メーカーのあるべき企業像は多様化している。将来への持続的な発展を実現するために社会の声に耳を傾け、変わり続ける情勢に柔軟に対応しなければならない。工具メーカー各社の次の一手とは。