
発刊日2025年5月1日
定価1,210円(税込)
最新号
月刊生産財マーケティング 2025年 5月号
特集 ~Special Feature
総合力を引き上げる 〜鍵は加工の前と後に〜
近年、旋盤やマシニングセンタ(MC)をはじめとした工作機械の性能は大きく進化しており、特に切削効率の向上は加工時間の短縮につながる。だが加工現場では多品種少量生産のニーズが上がっており、作る品種を切り替える作業の頻度が増え、加工前や加工後の作業負荷も大きくなっている。切削を始める前にはNCプログラムの作成や段取り作業などがあり、加工後にはワークのバリ取りや洗浄、そして測定がある。これらの作業は熟練作業者の経験に依存する部分も大きかったが、人工知能(AI)をはじめとする知能化技術やロボットを活用した自動化技術などの進展により、誰でも簡単に効率よく作業できるソリューションが出てきた。そこで、本特集では加工の前後を効率化し、生産現場の「総合力」を引き上げる技術に焦点を当てる。